あなたは、眼鏡をいくつ持っていらっしゃいますか?
予備の眼鏡は持っていらっしゃいますか?
この回答にNOであるのなら、すぐにでも今かけている眼鏡と同じ度数のレンズで、予備としてお作りになることをお勧めします。
1つだけの綱渡り感
日常生活の中に、眼鏡のフレームが歪んでしまう状況はたくさんあります。
たとえば・・・
幼い子供がいる場合
→子供の無軌道な動き
何かが顔にぶつかる場合
→草野球・草サッカーのボールや、畑仕事をしている時の木の枝など
踏んでしまう場合
→「あ゛~、やってしまった」という状況
などです。
今かけていらっしゃる眼鏡1つだけであれば、何かあった時に、ジ・エンドです。
予備の眼鏡も同じ度数であることが大切
予備の眼鏡を作る時、その度数は今かけている眼鏡と同じ度数のものであることが大切です。
もちろん、車の運転用やパソコン用など、場面による使い分けも考慮して作る必要がありますが、ここでは、用途に応じてというお話は置いておいて、保険の意味での予備の眼鏡のお話です。
異なる度数のものを作ると、やはり見え方が異なるため、目に多大なストレスを与えてしまいます。
同じ度数であれば、そのストレスから解放されます。
レンズの種類もフレームも大切
レンズの種類も大切です。
このあたりは少し難しいお話ですが、平易に言いますと、同じ度数であっても、レンズの種類やメーカーによって、かなり見え方が異なりますので、今かけているレンズの種類・メーカーを選ぶことで、「何かが違う」というストレスがなくなります。
同様に、フレームも極力同じものを選ぶべきであり、同じフレームが販売されていないのなら、形が近いフレームを選ぶべきです。
眼鏡の大きさや目の位置をどこに中心を持ってくるかなど、微細な違いがストレスの大小に大きくかかわってきます。
まったく同じ条件でも、同じ見え方ではない
同じ度数、同じレンズ、同じフレームであっても、見え方は今かけている眼鏡とは異なります。
これはフィッティングが理由です。精緻にフィッティングを行っても、今かけている眼鏡と寸分の狂いもなく全く同じ形にするのは不可能です。その微細な違いが同じ見え方にならない理由です。
微細な、というのはどれくらいかと言えば、たとえば、メガネのツルにティッシュを一枚挟んでかけて見ても、違いが分かるくらい、そのくらい目は繊細なのです。このことを申し上げれば、度数やレンズの種類・メーカー、フレームの異なる予備の眼鏡を作ることがあまり得策でないことがお分かりいただけると思います。