先日、眼鏡周りの興味深いニュースというか、こたつ記事を見ました。
井戸田潤 メガネ店でイラッ
https://news.yahoo.co.jp/articles/944f9cda7564b6c06893c6f55e3c18e40bce05a8
ハンバーグ師匠が怒るのはたしか牛肉の仕入れ値が高くなった時だけだったと聞いているのですが(空想)、今回は眼鏡屋さんの対応に怒っていらっしゃるようです。
要約すると、
・新しい眼鏡を作ったところ、レンズが全然合わなかった
・それをお店の担当者に言ったらクレーマー扱いされた
・最終的に、店側がレンズを間違えていた
とのことです。
これは珍しいことではなく、このページをご覧の方も一度は、近しいご経験をされたことがあるのではないかと思います。
作る前に度を合わせないのかな?
フィッティングをしなかったのかな?
遠近両用のメリットデメリットをきちんと聞いたのかな?
ということが気にはなりましが、そこへの言及がなかったため分かりませんでした。
話芸ですので、多少、話は盛られているのかもしれませんが、そのまま鵜呑みにしますと、眼鏡屋さんはレンズを交換すればいいだけなのではないかと思います。また、見やすくなるまでには時間がかかる旨をご説明するなど、「少し様子を見てそれでも見づらい場合はご連絡ください。もう一度検査してレンズを交換します。」と伝えるのが、当社基準では正解です。
お客様が、「なんだか合わない気がする」とおっしゃるのは、当然、想定の範囲内のことであって、それを「見やすくなった!」「生活の質が上がった!」と言っていただくようにする、あるいはそれに近づけようとするのが、われわれ眼鏡を扱う人やお店の仕事であって、それを放棄してしまうと、存在意義がなくなってしまうように思います。
お客様はメディアによく出ている芸能人ですから、立派な値段を頂戴して、しっかりとした対応をして、「見やすくなった!」「生活の質が上がった!」というところまでお付き合いするのが、ビジネスとしても正解ですし、人様を豊かにしたという意味でも正解かなあと思いますね。